TOEIC公式問題集はテクニックについて学ぶことはできません
【教材名】TOEIC公式問題集
価格 | 保証 | スコアアップ目安 | 評価 |
---|---|---|---|
2,700円(送料込) | なし | +50〜100点 |
どんな教材なの?
「公式問題集」という名前のとおり、TOEICの主催機関であるETSが出版している教材です。
TOEICの過去問ではないのですが、TOEICの本番に極めて近い問題を解くことができる内容になっています。
1冊(2,980円)につきTOEIC2回分の問題が入っています。
どうしておすすめなのか?
TOEICの主催機関が出版していることもあり、TOEICの本番とほぼ同じ問題を解くことができるため、TOEICの試験に慣れるという意味ではベストな教材です。
おすすめできないポイントは?
TOEICの主催機関が出版していることもあり、やはりテクニックで点数を取られてしまうことを嫌った内容になっています。
問題に対しての回答とちょっとした解説しかなされていないので、効率的に点数アップを狙うテクニックについて学ぶことはできません。
解説が多くはないので初心者には向かないと感じます。
どれくらいの点数の人がどれくらい点数アップできるのか?
すでにTOEICの受験経験がありTOEICの問題に慣れさえすれば点数が上がるという人であれば、公式問題集を1冊やり込めば点数としては50〜100点程度上がると言えます。
しかしながら解説は多くないので、TOEICの受験経験が浅い人や初心者はこの教材を通して点数アップを狙うことは難しくなります。
実際に使用してみてのレビューと評価
TOEICは採点方式の都合などにより、試験終了後に問題用紙を持ち帰ることができず、持ち帰ることは不正行為とされています。
そのため、TOEICの予想問題集というのは多数売られていますが、TOEICの過去問というのは一切売られていません。
だからこそTOEIC公式問題集は唯一の過去問のような感じで多くの人に重宝されている教材です。
TOEICの公式問題集は1冊2,980円で、1冊につき2回分のTOEICの問題を解くことができます。
内容としては、TOEICの本番そのままのような問題を解くというものです。
このTOEIC公式問題集に期待できることは主に以下の2つです。
- TOEICの問題、本番に慣れるための練習ができる
- TOEIC本番の出題傾向をつかむことができる
つまり、すでにTOEIC攻略のためのテクニックがあり、後はそのテクニックに慣れるだけという段階にある人や、すでに英語力があってTOEICの問題に慣れることで点数アップを狙おうという人にピッタリな教材です。
この段階にある人はTOEICの公式問題集を1冊買って、その中にある2回分を本番と同様に時間を計って解き、自分が間違ってしまった問題を重点的に確認していくという方法で点数を上げることができます。
なお、TOEICの公式問題集を買うときは1巻から買っていくのではなく、最新の傾向が織り込まれているであろう新しい巻のものから買っていくといいです。
(ちなみにTOEIC公式問題集の1巻は発売が2006年なので、その内容は最近のTOEICの出題傾向とは大きく変わってしまっています)
しかし、これからTOEICに挑戦するという人、まだTOEIC攻略のテクニックを知らない人、英語の初心者であるという人にはTOEIC公式問題集はあまりおすすめできません。
その理由は以下の2つです。
- TOEICの主催機関が作った教材なのでアンチテクニックな内容になっていてテクニックについて学ぶことができない
- 他の参考書と比較して解説が少ない
当然のことですが、TOEICの主催機関としてはテクニックでTOEICを攻略されてしまってはたまったものではありません。
そのためTOEICの公式問題集はテクニックとは無縁の内容になっています。
もっとも本番のTOEICを再現した問題集でありながら、テクニックについては学ぶことができない内容のため、すでにテクニックが確立している人に役立つ教材です。
また、解説は回答とその回答についての簡単な説明程度しかないため、初心者は理解に苦しむことも予測されます。
このようにTOEIC公式問題集は、すでにTOEICについて理解がある人が問題に慣れるために使うと効果的な教材です。
まずは十分に学習をした上で、試験の本番前にやり込んでTOEICの感覚を高めるために使える教材です。
初心者のうちにTOEIC公式問題集を使用してしまうと、いざ実力がついたときにまだ解いたことのないTOEIC公式問題集がないという状況になってしまいます。
そうならないためにも、TOEIC公式問題集はある程度の実力が身につくまでは使わずにとっておくようにしましょう。