TOEICの難易度

TOEICの難易度は高くない、これが事実

TOEICは英語力の資格試験として日本では英検と二強という感じです。

 

TOEICは社会人向け、英検は学生向けということで、多くの社会人およびこれから社会人になる人がTOEICを受験しています。

 

そして、ここでよく出てくる質問が「TOEICの難易度ってどうなの?」ということです。

 

それに対する私の回答は「TOEICの難易度は高くない」というものです。

 

その理由は、TOEICという試験の仕組みを考えるとよく分かります。

 

TOEICは英語力が点数で評価され、全ての人が同じ試験問題を解きます。

 

英検のように級によって試験問題が異なるというものではありません。

 

英語の初心者でも中級者でも上級者でも同じ試験問題を解くので、TOEICの難易度は必然的に低くなってしまいます。

 

もしTOEICの難易度が高く上級者向けであれば、試験として初心者の英語力を正確に測定できないでしょう。

 

この逆も然りで、TOEICの難易度が初心者に合わせて低く作られているのであれば、上級者の英語力を正確に測定できません。

 

つまりは英語の初心者も中級者も上級者も全てのレベルの人の英語力を正確に測定できるよう、ほどよい難易度で試験問題が作られているということです。

 

そのため、私もはじめは難しいと感じたTOEICですが、ある程度の英語力が身についてからは簡単だなという印象に変わりました。

 

TOEICの難易度を私が独自に英検の級に換算すれば、英検2級〜準1級の試験問題と同程度だと思います。

 

つまりは英検3級の人がTOEICを受ければ難しいと感じますし、英検1級の人がTOEICを受ければ簡単と感じるわけです。

 

たとえるのなら、TOEICとは英検5級から1級までの試験を級を分けずに同時に行うようなものです。

 

そのため、人によって難しいと感じる人もいれば、簡単と感じる人もいることになります。

 

しかし、やはり試験として機能させるために多くの人が太刀打ちできないような高度な問題はありません。

 

どれもオーソドックスな問題であり、不当に難しい問題は排除されています。

 

私でも900点まで取得することができたので、根気よく続けていれば誰もがある程度の高得点は取れることができます。

 

いや、正確にはある程度の高得点まで取れるようになっています。

 

やはり、さまざまな英語力の人が同時に同じ試験問題を受けるのがTOEICなので、難易度は標準的であり、決して難しいというわけではありません。

 

TOEICはあなたにとって今が一番難しく感じ、英語力が上がる、受験経験が増えるにつれてだんだんと簡単に感じるようになります。

 

ですので、ネバーギブアップの精神で継続できる(私のような)人が勝つ世界と言って間違いありません。