TOEICか英会話なら断然TOEICから!
「TOEICと英会話、両方勉強したいのですが、どちらからはじめるべきですか?」
この質問もよくいただきます。
まず絶対にすべきではないのは、TOEICと英会話の両方を同時進行で勉強しようとすることです。
1日10時間のように普通の人では現実的に無理な時間を勉強に使うことができる人なら話は別です。
しかし、1日1時間程度しか勉強できない人にとってはその限られた時間でこれら両方において成果を出すのは至難の業でしょう。
そもそもTOEICも英会話も片手間で成果が出るほど生易しいものではありません。
また、TOEICと英会話は同じ「英語」というカテゴリに属していますが、さらに細分化するとまったく別のジャンルと言えます。
例えるのであれば、野球とサッカーのようなものです。
同じ「スポーツ」というカテゴリに属してはいるが、野球は手でボールを操るスポーツで、サッカーは足でボールを操るスポーツです。
つまり、習得に対して必要になる練習方法がまったく異なるということです。
当然の話ですが、プロ野球選手でありながらプロサッカー選手でもある人はいませんよね。
これは極めるための練習メニューがまったく異なるからです。
共通しているところは体力作りくらいでしょう。
まさにTOEICと英会話もこれと同じで、まったく別の練習をしないと成果を出すことは厳しいものです。
それではどちらから先となると、私は自信を持ってTOEICからをおすすめします。
その理由は以下のとおりです。
TOEICで点数を取るためには単語力や文法の知識が必要になります。
これらは後に英会話を学ぶときに大きなアドバンテージとなります。
つまり、TOEICの勉強から入ることで英語の基礎を作ることができるということです。
英会話から入った人はどうしてもこれらの勉強をおろそかにしてしまうように感じます。
TOEICは点数化して評価がされます。
点数で自分の実力を定量的に知ることができるというわけです。
このように定量的に実力を知れることにより、自分の成長度合いを正確に把握することができます。
また、定量的に分かるため学習の目標立てやモチベーション維持もしやすいです。
これが英会話となると定量的に実力を判断できないため、いろいろな面で管理が難しくなります。
このサイトでも何度も述べていますが、TOEICはテクニックさえ覚えれば短期間で驚くような点数を取ることができます。
仮にテクニックで取った点数であっても、それはあなたにとって大きな自信になります。
この自信を手に入れることができれば、英会話の勉強も順調に進んでいくことでしょう。
また、TOEICの点数を持っていることによって思いもよらないチャンスも舞い込んでくるものです。
特に、私のようにサラリーマンをしている人であれば、TOEICの点数だけで何か英語に関連のある部署に配属されたりということもあるものです。
TOEICの点数を持っていることで思いもよらないチャンスが舞い込み、結果的にそれが英会話の勉強になったりもします。
このような理由から私は英会話よりもTOEICからはじめることをおすすめしています。