効果的だけど誰もやっていないこと
「なぜ間違えてしまったのか理由を説明できるようにする」
これはTOEICで高得点を取るためにとても効果の高い方法です。
TOEICは試験の性質上、問題用紙と解答用紙を持ち帰られないため、本番の試験後に「なぜ間違えてしまったのか理由を説明できるようにする」ということはできません。
そして、「なぜ間違えてしまったのか理由を説明できるようにする」という行為はとても面倒なことだと考える人がほとんどです。
つまり、効果があると知りながらも誰もやっていない方法なわけです。
また、面倒がゆえに多くの人がやったことがないため、まだその効果の大きさを知ることができていないとも感じます。
実際のところ、「なぜ間違えてしまったのか理由を説明できるようにする」ということはTOEICの点数アップにはとても効果的です。
多くの人は問題を解き終えると、回答を見て、正解か不正解かの判断をします。
そして、一歩踏み込んだ人だと、なぜ間違えたのか解説を読んで理解します。
ですが、解説を読んで理解したつもりでも、また同じような問題で間違えてしまった経験があるはずです。
解説を読むという行為は、答えの理由を知るということなので、その場では理解したつもりになることができます。
しかし、まだこの段階では「定着」はしていないのです。
ここで、自分が間違えてしまった理由となぜこれが正解になるのかということを自分自身に説明してみてはどうでしょうか。
基本的に人に説明をするということは、自分自身が人に説明できるレベルまでその問題を理解していないとできるものではありません。
人に説明できるということは、その内容が完全に自分のものとして頭の中に入っているということです。
これによって「定着」されるわけです。
TOEICの試験に限って言えることではないのですが、自分自身に説明をすることで確実に理解度は上がります。
そして、自分自身に説明する中で、自分自身がまだしっくり来ていないことがあると感じたら、今度は自分自身にその点について質問をしてみてください。
そうすると、まだ自分の理解が甘かったことに気がつくものです。
こうなったら再度、教材に戻り、なぜ間違えたのか、そしてなぜそれが正答になるのかを考え直しましょう。
TOEICで高得点を取るために、一度出会ったことのある問題を間違えないようにすることはとても重要です。
そのために、自分自身に説明して理解を定着させるということをしていきましょう。
その場では時間がかかることですが、同じ問題を再び間違えてしまうよりもよっぽど賢いことなのは間違いありません。
これほどここで私が力説しても95%以上の人がやらない。
それが「なぜ間違えてしまったのか理由を説明できるようにする」ということです。
そして、これをしている人だけが点数アップをグングンしていくのがTOEICです。
ちなみに、京都大学出身のお笑い芸人であるロザンの宇治原さんも、大学受験時に自分自身に説明するということを勉強の中に取り入れていたそうです。
このように、結果を出している人がやっていることだからこそ、間違いのない方法と言えるでしょう。