パート1の勉強法&攻略法

リスニングセクションパート1の勉強法&攻略法

パート1の出題形式について

 

パート1は全部で6問です。

 

パート1では1問につき1つ写真が用意されています。

 

この写真には人や物などが写っています。

 

スピーカーがそれぞれの問題につき4つの英文を読み上げ、読み上げられた4つの英文の中から写真が表す内容と一致しているものを選ぶという問題です。

 

パート1の戦略について

 

パート1はTOEICのリスニングセクションの中でもっとも簡単なパートです。

 

TOEICを初めて受験する人やこれまでに英語を勉強してこなかった人がこのパート1を受けてもあまり間違えることはなく、思う以上に正解できてしまいます。

 

その根拠として、パート1で出題される単語は平易なものばかりであることと、読み上げられる文章も5〜10個程度の単語からできた短いものだからです。

 

ポイントは、仮に自信がない問題が出てきてもそれを気にしないことです。

 

これを気にしてしまうと、それ以降の問題を解くモチベーションが下がってしまったり、集中力が欠けてしまったりということになりかねません。

 

これは絶対にしてはならないことです。

 

正解かどうか不安に思う問題でも意外に間違えていないのがパート1です。

 

また、スピーカーが4つの英文を読み上げる前にその問題の写真をしっかりと見て、登場する人や物の数、その位置関係を把握しておきましょう。

 

問題を聞きながら写真を見るのではなく、先に写真を見ておいて英語を聞き取ることに集中するようにします。

 

TOEICのいずれのセクションにも言えることですが、パート1は消去法が有効です。

 

英語を聞いて正解を探すというよりも、明らかに不正解と思うものを除外するというイメージで問題に臨みましょう。

 

この意識を持つだけで正答率は大幅に上がります。

 

パート1の攻略法について

 

パート1の写真のパターンとして、「人」が写っているものか「物」が写っているものしかありません。

 

人が写っている写真の場合、問われるのは「人の動作」です。

 

そのため、問題が読み上げられる前に写真を見て、その人物が何をしているのかを認識しておかなければなりません。

 

物が写っている写真の場合、問われるのは「物の配置や位置関係など」です。

 

物を基準に写真全体を眺め、物の配置や位置関係をざっくりと確認しておきましょう。

 

読み上げられた英文の主語や目的語が人の場合は、それに対する動詞(動作)が写真の内容と一致しているかを聞くようにします。

 

読み上げられた英文の主語や目的語が物の場合は、それを表す状況や状態が写真の内容と一致しているかを聞くようにします。

 

そして、明らかに違うものは消去、正解に近いものをマークしていくという流れになります。

 

 

「答えがない」と思ったら・・・

 

聞いた4つの選択肢の中に答えがないと感じるときがあります。

 

しかし、実際にはちゃんと答えがあるのです。

 

こんなときは、深く考えすぎず写真の内容にもっとも近いと感じるものをマークして次に進むことです。

 

答えがないと思っても焦らないこと、焦りを次の問題に持ち越すことだけは絶対にしてはいけません。

 

 

どんなひっかけ問題があるの?

 

よくあるひっかけ問題として、写真の中心に人が写っているのに、正解に関係することは人の裏にある物だったりする問題が定番です。

 

この場合も、結局は人に対する動詞(動作)をちゃんと聞き取れてさえいれば間違うことはありません。

 

有効になるのは消去法です。

 

頭の片隅にこの手のひっかけ問題もあるのだということを意識しておきましょう。

 

また、問題文で似たような発音の単語が連発されることがあります。

 

これは正しい音が聞き取れているかを試されているもので、英語の正しい音を知らなければ正解にありつけないことが多いです。

 

英語の音に慣れることは時間がかかるので、短期的にできるようになることではありません。

 

そのため仕方のないことですが、この手の問題が出て分からないときは潔くあきらめましょう。

 

いずれにしても自分が思った以上に間違えないのがパート1です。

 

自信を持って回答して、次のパート2に備えましょう。

 

パート1の勉強法について

 

パート1は情景描写についての問題です。

 

パート1の勉強法としては、普段から目に入ってくる景色を人や物を中心に英語として読み上げておくことです。

 

例えば、歩道に沿って車が一台停まっている様子を見たら、

 

A car is parked along the sidewalk.

 

のように、あたかもパート1に出てきそうな形でその情景を英語にしてみることです。

 

しかしながら、パート1は他のパートに比べて重要度がとても低いというのが私の経験で分かっていることです。

 

普通に解けばあまり間違えないのがパート1なので、勉強に投資した時間に対してリターンが少なくなってしまいます。

 

そのため、リスニングであればパート1よりもパート2やパート3、パート4の勉強に時間をかけた方がスコアアップにつながります。

 

他のパートの勉強をすればリスニングの力自体が鍛えられるので、自然とパート1の点数も上がっていくというイメージです。