TOEICは勉強の仕方で点数の伸びが変わってきます
TOEICで点数を取りたければTOEICの勉強のみをすること
TOEICで点数を取りたいのであれば、TOEICの勉強のみをするようにしなければなりません。
TOEICの勉強をしながら簿記の勉強もしている、TOEICの勉強をしながら宅建の勉強もしている、このような分散だけは絶対にしてはいけません。
簿記や宅建はTOEICとはまったく関係ありません。
TOEIC以外の勉強もしたい、しなければならないのであれば、まずはTOEICの勉強のみに集中してTOEICで結果を出してから他の勉強をするようにしましょう。
勉強をしている本人は器用にいろいろ進めているつもりになっていても、実際のところ、分散せずに1つのことに集中をした方がパフォーマンスは上がります。
同時進行の勉強というのはTOEICに限らずおすすめはしません。
英語・英会話の勉強も止めること
たしかにTOEICの勉強は英語の勉強です。
しかし、TOEICの試験はリスニングとリーディングのみです。
また、出題形式も毎回同じでパターン化されています。
少々冷淡な言葉になってしまうのですが、TOEICで点数を取りたければTOEICのための勉強をしなければなりません。
英会話の勉強をしたからといって、それが直接TOEICの点数アップにつながることはありません。
ライティングの勉強をしたからといって、TOEICでライティングの問題が出ることはありません。
英単語の綴りを一生懸命覚えても、TOEICはマークシート形式なので綴りが問われることはありません。
このように「英語・英会話の勉強」の中にもTOEICには関係のないことはたくさんあります。
そのため、自分が今していることは本当にTOEICのために必要なのかを考えるようにしましょう。
まずはTOEICの点数を取ってから英会話の勉強はすればいいと思います。
TOEICで点数が取りたいという目標があるうちはTOEICの勉強のみに集中して、TOEICに関係のない英語の勉強はストップするようにしましょう。
短期集中型で勝負をした方が点数は上がる
TOEICで点数を取りたければ、間違いなく短期集中型の勉強が効果的です。
「600点を目指してもう2年勉強しています」という人も知っていますが、そもそもTOEICは弁護士試験のようなものではないので何年も勉強をするものではありません。
短期間で集中的に勉強して一気に点数を取ってしまうものです。
英語力で勝負をしていきたいと考える人以外は短期間で目標点数を取って、その後は別のことに時間を使ってもらいたいです。
人間には忘却曲線というものがあります。
忘却曲線とは、「時間が経てば経つほど覚えたことを忘れてしまう」ということをデータ的に示したものです。
つまり、2年間も勉強をしている人というのは2年前や1年前に勉強したことをほとんど忘れてしまっているのです。
逆に言えば直近で勉強したことほど覚えているということです。
ここに短期集中型で勉強することのメリットがあります。
短期間で単語や文法などを覚えて、それを忘れないうちにTOEICを受けて点数を取ってしまう、これが賢い勉強の仕方です。
TOEICで点数を取ることが目的ではなく、TOEICで点数を取った後に何をするかが多くの人の目的のはずです。
だからこそ、短期集中型にこだわって勉強をするようにしましょう。
同じ問題を繰り返し解いた方が点数は上がる
TOEICの問題集を10冊解くのと、同じ問題集を10回解くのでは、間違いなく同じ問題集を10回解いた方が点数は上がります。
多くの人がTOEICは難しいと感じていますが、受験回数が多い私からしてみれば、問われるのは毎回基本的なことという感じです。
そのため、手広く10冊やってそれぞれの問題に対する定着度が悪くなるよりも、1つの問題を繰り返し解いて定着させた方が点数アップにはつながります。
これはあくまでも〜700点程度を目指す人の戦略です。
それ以上の点数を目指すとなると、やはり新たな教材へ進み、自分がまだ理解していない問題を押さえていく必要があります。