TOEICで点数が取りやすいパート、パートごとの目標点数の設定
TOEICで点数が取りやすいパートについて
TOEICには、点数が取りやすいパートとそうでないパートがあります。
点数が取りやすいパートというのは、攻略法を知った上で勉強をすれば短期間で点数が上がります。
そのため、点数が取りやすいパートから順番に勉強をしていくことが賢い方法です。
リスニングとリーディング、点数が取りやすいのはどっちのセクション?
答えを先に言うのであれば、点数が取りやすいのはリスニングセクションで間違いありません。
なぜ、リスニングセクションの点数が上げやすいのか、これにはちゃんとした理由があります。
私はTOEICの公式問題集を使ってリスニングセクションとリーディングセクションの中に自分の知らない単語がいくつあるのかを調べてみました。
調査したのはTOEIC公式問題集のvol.4の2回分とvol.5の2回分の計4回分です。
すると結果は顕著に現れました。
※表中の数字は私が問題を解いて分からなかった単語の数です。
- | リスニングセクション | リーディングセクション |
---|---|---|
vol.4-1 | 3語 | 11語 |
vol.4-2 | 2語 | 13語 |
vol.5-1 | 0語 | 14語 |
vol.5-2 | 2語 | 9語 |
合計 | 7語 | 47語 |
※このデータは私のTOEICのスコアが830点程度のときのものです。
上の表に書いたとおり、リスニングセクションでは私が知らない単語は合計で7語、リーディングセクションでは合計で47語という結果になり、明らかにリーディングセクションの方が使われている単語が難しいことが分かります。
4回のTOEICで毎回同じような傾向の結果が出たため、このデータはかなり信ぴょう性が高いものだと思います。
単語というのは短期間で身につけられるものではありません。
そして何よりも学習の効率が悪いのです。
例えば、リーディングで47語知らない単語があったからといって、その47語を覚えれば次回のTOEICで知らない単語がないということはあり得ません。
結局は毎回知らない単語に出会うことになるので、これをカバーしようと思うと並の勉強量では追いつきません。
それよりも、難しい単語が出題されないリスニングの問題の解き方を覚えた方が短期間で点数は上がります。
まずはこの事実を覚えておいてください。
TOEIC全体で点数を上げやすいパートの順番は?
パート2→パート1→パート5→パート6→パート3とパート4→パート7
リスニングセクションの方が点数を上げやすいと説明をしましたが、厳密に言えば、リスニングセクションのパート3とパート4よりもリーディングセクションのパート5とパート6の方が点数は短期間で上げやすいです。
出題される単語という観点ではリスニングセクションの方が簡単なのですが、パート5とパート6は単語を問われる問題ではなく文法知識を問われる問題が中心なので、豊富な単語力を必要とすることなく正解できる文法問題が多くあります。
つまりは、リスニングが得意な人、今現在文法知識に自信がない人は以下に説明をしている順序でリスニングセクションから入りリーディングセクションへ、すでに文法知識があるという人は上に記した順序で学習をしていくと効率的です。
リスニングセクションで点数を上げやすいパートは?
パート2→パート1→パート3とパート4
この順番で勉強をしていくともっとも効率的に点数アップを狙うことができます。
パート2は三択問題であり消去法が威力を発揮しやすく、問題がパターン化されているので短期で点数を上げやすいです。
パート3と4は難易度が高いので初心者ほど後回しにした方がいいでしょう。
リスニングセクションのそれぞれのパートの勉強法と攻略法はこちらから見ることができます。
リーディングセクションで点数を上げやすいパートは?
パート5→パート6→パート7
この順番で間違いありません。
パート5の文法問題から勉強をしていくことがもっとも効率的で、長文問題のパート7は後回しにします。
リーディングセクションのそれぞれのパートの勉強法と攻略法はこちらから見ることができます。
短期間で効率的に点数を上げるためにはどのパートから勉強をしていけばいいのかを知り、そのとおりに進めていくことです。
どのパートで何点取るかを決め、目標点数に到達させる
TOEICを受験するとなると、何点取りたいという希望や目標が必ずあるはずです。
何も考えずTOEICを受験して、「今回は○○○点だ、次は△△△点取りたいな」という感じではなかなか目標点数に到達することはできません。
目標点数を定め、その点数に到達するためにそれぞれのパートで何点取ればいいのかをしっかり考えるようにしましょう。
TOEICは全部で200問、合計990点満点で採点がされます。
ここでは便宜上1,000点満点とすると、1問およそ5点という計算になります。
※注意
実際の採点方式はとても複雑なので、このとおりにはならないことを前提としてください。
- | 問題数 | おおよその配点 |
---|---|---|
パート1 | 6問 | 30点 |
パート2 | 25問 | 125点 |
パート3 | 39問 | 195点 |
パート4 | 30問 | 150点 |
パート5 | 30問 | 150点 |
パート6 | 16問 | 80点 |
パート7 | 54問 | 270点 |
合計 | 200問 | 1,000点 |
次に、自分が設定した目標点数を達成するために、それぞれのパートで何点取らなければならないのかを考えます。
下の表は例として730点を目指す場合に設定する目標正解数です。
- | 目標正解数/問題数 | 目標点数/おおよその配点 |
---|---|---|
パート1 | 5/6問 | 25/30点 |
パート2 | 20/25問 | 100/125点 |
パート3 | 28/39問 | 140/195点 |
パート4 | 22/30問 | 110/150点 |
パート5 | 24/30問 | 120/150点 |
パート6 | 12/16問 | 60/80点 |
パート7 | 35/54問 | 175/270点 |
合計 | 146/200問 | 730/1,000点 |
人によってどのパートで点数を稼ぐように計画するかは異なりますが、それぞれのパートごとの目標正解数と目標点数を設定して730点になるようにしましょう。
このようにそれぞれのパートごとの具体的な目標正解数と目標点数が分かれば、あとはそれを目指して勉強していくだけです。
TOEIC全体で何点を目指そうという発想からそれぞれのパートで何点を目指そうという発想に変えるだけで、点数アップのための勉強管理がとてもしやすくなります。
どのパートを苦手としているのかを把握することも簡単です。
必ずそれぞれのパートごとの目標正解数と目標点数を設定するようにしましょう。
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地道に勉強をしていたい人は見ないでください。