パート6の勉強法&攻略法

リーディングセクションパート6の勉強法&攻略法

パート6の出題形式について

 

パート6の出題形式は、パート5と同じように穴埋め問題になりますが、問題の性質は異なります。

 

パート6は4つの長文から成り、それぞれの長文につき4箇所の空欄があります。

 

1つの空欄につき4つの選択肢があり、その中から適当なものを選ぶという問題です。

 

全部で16問、時間の目安としては全16問を7分以内に回答を終えたいところです(※TOEICの全200問を時間内に回答するとした場合)。

 

パート6の戦略について

 

パート6は、パート5とパート7を合わせたような問題のため、問題数の多いパート5やパート7を勉強することで、自然とパート6の点数は上がります。

 

そのため、優先して勉強するべきはパート5とパート7だと私は考えています。

 

パート6は問題によってはパート5と同様に( )の前後や( )を含む文章のみを読めば回答することができるものもあれば、パート7のように文章全体を読まないと回答できないものもあります。

 

特に、( )に入る適切な文章を選ぶという問題では、文章全体を読んで内容を理解しなければ回答ができません。

 

このようにテクニックをあまり使うことができず、文章全体を読む必要があるのですが、戦略としては回答時間を可能な限り短くして最難関のパート7に備えることです。

 

パート6の攻略法について

 

パート6の攻略法はパート5とパート7の中間というイメージです。

 

問題によって解き方のアプローチが変わってきます。

 

それをふまえて、以下に具体的な解き方を説明していきます。

 

はじめにチェックすべきこと

 

パート6で出題される文章のタイプはだいたいいつも同じです。

 

手紙、Eメール、記事、情報、告知、メモ、宣伝、報道、ウエブページなどタイプが決まっています。

 

たとえば、手紙であれば冒頭に「誰へ」、末尾に「誰から」が記されています。

 

Eメールについては冒頭に「件名、誰へ、誰から」が記されているなど、このように必ず大きなヒントとなる情報が記載されているタイプの問題があります。

 

これを見逃してはいけません。

 

これらの情報をしっかりと把握した上で問題の本文を読み始めるようにしましょう。

 

冒頭から全ての文章を読む

 

2016年4月までのTOEICのパート6は、( )に入る適切な文章を選ぶ問題がありませんでした。

 

そのため、パート5と同じテクニックで、( )の前後や( )を含む文章だけを読めば回答することができました。

 

しかし、2016年5月以降のTOEICは( )に入る適切な文章を選ぶ問題が新設されたため、( )の前後や( )を含む文章を読むだけでは回答ができなくなりました。

 

この手の問題は文章全てを読まないと間違ってしまうことがあります。

 

そのため、手順としては問題文を冒頭から全て読み、設問に出くわしたら回答するという流れになります。

 

問題のタイプごとの解き方

 

パート6で出題されるのは、以下の2つのタイプの問題に分けることができます。

 

  1. ( )に入る適切な単語や語句を選択する問題
  2.  

  3. ( )に入る適切な文章を選択する問題

 

「2」については、文章の全体の流れが分からなければ回答できないため、全ての問題文を読んで、その内容を理解して回答するしかありません。

 

長文読解力がそのまま回答になって出てしまうということです。

 

「1」については、パート5とほぼ同じ攻略法で戦うことができます。

 

パート6は長文形式で出題されますが、実はパート5と同じように回答の選択肢と( )の前後を見ればほぼ回答できます。

 

「1」の問題についてはこのように文章全てを読まなくても回答できるため、するどい人はお気づきかと思いますが、満点を取る気がないのであれば、潔く「2」の問題を捨てれば文章全てを読むことなく効率的に回答できるということです。

 

私は速読に自信があり、パート6は満点を取りたいのですべての英文を読むようにしています。

 

しかし、パート6全16問中の12問は「1」の問題のため、選択肢と( )の前後を読んで回答するだけでも半分以上の点数が取れてしまいます。

 

これは目標点数しだいでは有効になる戦略です。

 

「1」の問題の解き方はパート5と同じで、まずは1つ目の( )の回答の選択肢に目を通します。

 

そして、その4つの選択肢が似た単語の羅列か、そうでないかをチェックします。

 

A:strong
B:strongly
C:stronger
D:strongest

 

このように4つの選択肢が似た単語の羅列であれば、文章に対して適切な品詞を選んだり、動詞の正しい活用形を選んだりという文法問題になります。

 

文法問題は( )の前後を読むだけで回答をすることができます。

 

4つの選択肢の単語がすべて異なるものの場合は語彙問題になります。

 

文章の内容に適した意味の単語を選ぶ必要があるので、( )の前後だけではなく、( )を含む一文を読んで意味を理解しなければなりません。

 

それぞれの問題の解き方についてはパート5の勉強法&攻略法を参照してください。

 

パート6の勉強法について

 

パート6は、パート5とパート7を合わせたような問題です。

 

そのため、私はパート5とパート7の勉強をすることで、パート6の点数も上げることに成功しました。

 

時間的に余裕があったり、超高得点を目指したりということがないのであれば、やはり出題数の多いパート5とパート7の勉強を優先的に行い、それによって間接的にパート6の力もつけるという方法でよいと思います。